Working process

丸太で入荷する原木の中には穴が空いたもの、杢目が良くても細い物、
割れが多く入っているものが多くあり、
すべてが綺麗でダイニングテーブルの幅がとれる一枚板にはなりません。
私達は、それも「木の個性」と捉え、この個性を活かす方法を考えました。

樹脂+木の融合で、木の個性を上手く活かせるのではないか?
木を大切にする一部屋スタッフの想いから、新しい挑戦が始まりました。

1 材の選定/木取り

レジンテーブルには特徴的な形をしたもの
大きな穴が有るものなど一枚板テーブルとしては
使いにくい材を中心に選んでいます。
そのような材には自然のものだからこそ生まれる
「木の面白さ」があり、レジンテーブルに使用するには
最適な材になります。
木取り(サイズカットする位置などを決め、完成品を
イメージする作業)は、その魅力を最大限に活かす為の
重要な工程です。

2 流し込み

割れやくもりがない綺麗な透明度を作り上げる為に
一度に流し込める樹脂の厚さは5mm~10mmまで。
仕上がり具合に直接関わるとても重要な工程です。
気温などをもとに配合の割合や流し込む量を調整し、
誰にもまねのできない高いクオリティを生み出します。

3 研磨 〜 仕上げ

樹脂の部分の髙い透明度、木の部分の滑らかな
触り心地を作り出す最後の工程です。
職人の手によって時間をかけ、何段階もペーパーの
番手を変え丁寧に研磨していきます。
通常の一枚板の倍以上の時間をかけることで樹脂部分の
透明度は非常に髙くなり、神秘的な美しさが生まれます。

4 完成

完成